平成15年10月20日
下諏訪町町長 高橋文利殿
下諏訪町はってん100人委員会
観光、まちづくりG
代表 小口 惣三郎
諏訪大社周辺の町創りについての要望書
観光まちづくりグループは諏訪大社周辺の町つくりについて下記の如く、基本理念や基本構想の検討を進めて参りましたので、ここに要望書を提出致しますのでご検討の程よろしくお願い致します。
1、基本理念
神話と伝説、歴史と文化に彩られた歩いてうれしい湯けむりの道・板塀の路地・坂のあるロマンのまちを提案したい。
何より大切なのは、そこに住む人たちの、住みよい、安らぎの空間を考えない
観光であってはならないこと。観光を考える基本前提として、絶対忘れてはいけな
いことである。
(1) そこに住む人にとって、住みやすい街、安らぎの空間であること
(2) 歩いてうれしい町。(含む・脱 モータリゼーション)であること
(3) 安全に歩ける町(セーフテイであること)
(4) 人と人のふれあいや出会いがあるような、心温かい町であること。
(5)神話と伝説、歴史と文化に触れる町であること。
2、基本構想(大社周辺の町づくりの構想)
(1) 神代からの名湯綿の湯・児湯・旦過の湯、そして下諏訪温泉の湯の町の風情
(2) 八幡坂.衣紋坂・湯田坂・綿の湯坂・児湯坂・・など坂のあるロマンの道
(3) それらを結ぶ、蔵道をはじめ周囲に網の目の板塀の路地
湯の町・坂の町・路地の町をイメージできる基本構想で秋宮周辺を活かす
3、要望事項
前項1.2の如き理念と構想を元にした、グループ検討の結果、諏訪大社周辺の町つくりについての実施概要案を次の如く要望します。
(1) 公的施設、他の設置
@足湯 八幡坂の参道に小さくていい数箇所の「みそぎ(禊)の湯」と呼ぶ足湯をつくる。底には、安全に考慮した 黒曜石を敷く(みそぎの他、みたらしの湯・神湯・清めの湯・・の呼び名などが候補) 冬は湯煙の参道が湯の町の風情を引きたてる。
A石畳 復元
B行燈 所々に和紙の行燈の設置や、さり気なくしもすわならではの音が聞かれ
る演出も
C水飲場 綿の湯坂などには、縄文の飲み水・黒曜石を生かした水飲み場を数箇
所設置する。みそぎ湯と縄文の飲み水をダブルで設ける事もよい。風情ある水飲
み場を、なるべくあちこちに設けたい。
注) 飲料水は保健所の指導を受けることが必要。危険のないように注意する。
D板や自然素材を使用した塀 網の目に張り巡らされた路地は板塀にする。木の温もり、板塀の路地で肩の触れ合う人と人の触れあい出会いは、旅心を一層温かくする。
E板や自然素材を使用した塀への改造 裏路地にも観光振興条例活性化資金の適用が受けられるようにして、ブロック塀、金網のフェンス、タキロンの塀などは、板塀にする。
以上の構想を基本に、ここに何を加えたらよいか。また、どんな物があったらベストかという形で進めるか、など具体的な枝・葉を住民の意向を勘案してみんなで考えてあかぬけたスッキリした町つくりをする。
駐車場が欲しい、土産屋が無い、食事する店が無い、・・・など、何でも数合わせのやり方でなく、ここに本等に必要なのか、喜ばれるものか、街創りに寄与するか、賞味期限は無いか・・など総合理念に照らし合わせ検討する。
(2) 観光振興条例等の見直し
同条例等の見直し、同解釈の分かりやすい表示、及び申請者に対する対応の見直
しを要望。現在までの申請、適用が門前町らしいかどうかも多くの町民は疑心暗鬼
である。条例が甘いのか、申請者に甘いのか、補助金を出すからには適切に審議す
る注文をつける事があってもよいと思う。応じなければ却下もするくらいの明確さ
があっても良いと思う。
(3)御影石の歩道 御影石の歩道の再検討の要望
現在進行中の御影石の歩道は安全面でも、門前町の景観面でも多くの町民かの異
論が聞かれます。当グループとしては、専門家や有識者、多くの町民の声を聞くな
どして再検討を要望します
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